天草陶磁器 あまくさとうじき」ってなに?

あまくさとうじき

天草陶磁器あまくさとうじき花瓶かびん

天草陶磁器あまくさとうじきは、天草地方あまくさちほうかれているやきものです。
天草あまくさでとれる天草陶石あまくさとうせきつちから つくられます。
天草陶磁器 あまくさとうじき熊本県くまもとけんに4つある国指定くにしてい伝統的工芸品でんとうてきこうげいひんのひとつです。

 

天草島内 あまくさとうないでは、延宝 えんぽう4 ねん(1676)には、内田皿山焼 うちださらやまやき磁器 じき かれていることが古文書 こもんじょからわかっています。
また、宝暦 ほうれき12 ねん(1762)には、高浜村 たかはまむら庄屋上田家 しょうやうえだけ肥前 ひぜん陶工 とうこう んで磁器 じき はじめていることが記録 きろく のこされています。

 

陶器 とうき明和 めいわ2 ねん(1765)に本土村 ほんどむら みず だいらにおいて岡部家 おかべけ はじめ、江戸後期 えどこうき金澤家 かなざわけ陶器窯 とうきがま はじめました。

天草陶磁器 あまくさとうじき つくりかた

天草陶磁器あまくさとうじき  みず平焼 だいらやきつくりかた

磁器 じき陶器 とうきってどう ちがうの?

磁器 じき

くだいた陶石とうせき主原料しゅげんりょうつくられています。
陶器 とうきよりもかたねっしやすくめやすいのが特長とくちょうです。

 

磁器 じきは、純度じゅんどたかくて良質りょうしつ天草陶石あまくさとうせき使つかい、透明感とうめいかんのある純白じゅんぱくや、いす使つかった木灰釉もくかいゆうによるあたたかみのある風合ふうあいの作品さくひん特長とくちょうです。

じき

磁器 じきのコーヒーカップ

陶器 とうき

陶土 とうど粘土ねんど)を主原料しゅげんりょうつくられています。
ねっしにくくめにくいのが特長とくちょうです。

 

天草長 あまくさつくられる陶器とうきは、性質せいしつことなる釉薬ゆうやくの2重掛じゅうがけの技法ぎほうもちいた「ナマコゆう」や「黒釉こくゆう」を使つかった作品さくひんがあります。

 

とうき

陶器とうきのコーヒーカップ(ナマコゆう

天草陶磁器 あまくさとうじき なにでできているの?

天草陶磁器あまくさとうじき材料ざいりょう

あまくさとうせき

天草陶石あまくさとうせき

天草陶石 あまくさとうせき

天草陶石あまくさとうせき天草陶磁器あまくさとうじき原料げんりょうです。

 

天草陶石あまくさとうせき元禄げんろくのころから砥石といしとしてされていましたが、正徳しょうとく2年頃ねんごろから佐賀さが長崎ながさき方面ほうめん供給きょうきゅうされ、全国ぜんこくひろまっていきました。

 

天草陶石あまくさとうせき比較的ひかくてき簡単かんたんくだくことができ、天草陶石あまくさとうせき使つかってつくられた磁器じきは、仕上しあがりがきとおった純白じゅんぱく強度きょうどがあります。
あの平賀源内ひらがげんない天草陶石あまくさとうせき絶賛ぜっさんしました。

地元産粘土 じもとさんねんど

天草あまくさでとれる地元じもと粘土ねんどです。

あまくさねんど