熊本の工芸品

宮地手漉和紙(みやじてすきわし)

製作.gif: 江戸前期 原材料.gif:楮、トロロアオイ

 楮(こうぞ)とトロロアオイを原料に、流し漉き(すき)法で漉きます。 最近は、八代特産のイ草入りの和紙も作られています。

 慶長5年(1600)関ヶ原の戦いの後、柳川藩主 立花宗茂(たちばなむねしげ)が一時肥後藩主の加藤清正に預けられました。柳川藩の御用紙漉き(かみすき)であった矢賀部(矢壁)新左衛門という者が、立花家の御用を務める傍ら、加藤家の申し付けによって八代の宮地の中宮川沿いで紙漉きを始めたことから、この地区で手漉き和紙が盛んに作られるようになりました。

 宮地の御用紙漉きは加藤家から細川家へと移り、後には八代城主の松井家の御用も務め、幕府へも献上されました。明治の頃は100軒近くで漉かれたといわれるが、現在は八代妙見町で宮田寛(みやたひろし)が和紙漉きを続けています。


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「宮地手漉和紙」

宮田 寛

宮地手漉和紙

山鹿灯籠

来民うちわ