熊本の工芸品

刀剣

製作.gif:江戸以前  原材料.gif:砂鉄(砂鉄卸・玉鋼・銑)、古和鉄


 肥後を代表する刀工としては、菊池千本槍で有名な延寿派と、加藤清正の保護のもと、豪壮な作りと切れ味の鋭さで熊本城の常備刀として知られる同田貫一派があります。現在、八代、荒尾で作刀がなされています。
 山城国(やましろのくに)(京都)の刀工、来国行(らいくにゆき)の孫、国村(くにむら)が、菊池氏の要請で移住し、延寿派(えんじゅは)と称しました。南北朝の初期、菊池武光の発案に基づき、菊池千本槍と呼ばれる槍が延寿派によって作られています。延寿派は、鎌倉中期から南北時代にかけて三十数名の名匠を輩出しましたが、菊池氏の滅亡とともに衰退しました。その後再興し、石貫派、同田貫一派などの分派も現れています。故谷川盛吉は、盛高(※)家27代目錆博と彼が八代に招いた延寿宣繁に師事し、その子の故博充は延寿宣次を名乗り、作刀を行いました。現在は、八代、荒尾で作刀が行われています。
※…「高」は「はしごだか」

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