ジャンル
人吉球磨刃物

工房名・雅号・地域
栗須鍛冶工房
(球磨郡湯前町)
氏名
栗須敦志
雅号:友光

工芸家プロフィール
1941年
宮崎県児湯郡西米良村に生誕。
中学卒業後、先代が営む「栗須鍛冶工場」へ弟子入り。
その後、養子となって2代目を継ぐ。
上球磨方面で盛んだった山仕事用の山師道具から、生活様式にあわせて家庭用包丁なども手がける。
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熊本県内の鍛冶屋について
かつて各地の農村には生活必需品の鍬・鎌・包丁などを作る鍛冶屋がおり、刀鍛冶と区別して野鍛冶と呼んでいました。
熊本市川尻は、室町末期からの鍛冶屋町で、江戸時代には肥後藩の造船所が設けられて鍛冶が盛んになりました。特に包丁を主力とする川尻刃物は有名です。
人吉市の鍛冶屋町は約800年前の鎌倉時代に作られたといわれ、平時は農作業の刃物を、戦いが始まると武具を作っていました。林業が盛んであり山仕事の道具も多く作られました。
その他、宇土市、美里町、八代市などでも手打ち刃物が作られています。
工芸品紹介ページ:金工品(刃物・刀剣等)
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インタビュー(2010年頃) ▼
九州山脈の山間に位置する人吉球磨地方。ここでは相良藩時代から山林用の山師道具を作る鍛冶職人たちによって、手打ち刃物の技術が高められてきました。そんな鍛冶場の火を守る一人が、栗須敦志さん。栗須さんは中学を卒業後、栗須鍛冶工場へと弟子入り。
その後、跡継ぎのいなかった先代に気に入られ、養子となって2代目に。かつては、上球磨方面で栄えた山仕事用の道具専門でした。今もナタ・斧・鎌など作っていますが年々需要は減り続け、生活様式の変化にあわせて家庭用包丁や、竹細工のフチ巻きに使う道具なども手がけています。
「作業の中でも一番気を使うのが焼き入れですね。どこの鍛冶場も同じだと思いますが、やり方は企業秘密。ハガネを急冷する際、近代化学で出来た鉛や油などを使う業者もありますが、私ところでは一定温度の水に浸漬する昔ながらのやり方を守っています」
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