工芸家プロフィール
インタビュー記事(2010年頃)
「
20年ほど前までは造林鎌をはじめ斧、鉈など山林用の道具が主要生産品だったが、現在は需要が減って包丁等の刃物が中心に。最近は、アウトドア用の腰鉈も人気だそうです。昔ながらの技法を守りつつ、現代のニーズを取り入れる。その好例が、柄腐れ防止の工夫をした和洋ミックス包丁です。常に品薄状態の人気ぶりです。刃は切れ味の優れた極軟鋼に鋼を割込み、柄に入る部分は柄腐れしにくいステンレス。これらを溶接技術で接合して両者の利点を生かした包丁を完成させました。