手漉き和紙

tesukiwashi 江戸時代、熊本の製紙は藩の殖産振興で発展しました。
 鹿本地方は楮(こうぞ)の生産が盛んで、生産された和紙は山鹿傘や山鹿灯籠などに用いられました。
 八代でも加藤家、細川家の保護を受けて手漉和紙が作られました。
明治から昭和にかけては全国有数の産地で県内各地に紙漉き場がありましたが、洋紙の普及に伴い少なくなりました。現在では、八代市と水俣市で手漉和紙が作られています。

 

 

  【手漉和紙】   [水俣浮浪雲工房]金刺 潤平

宮地手漉和紙

miyajitesukiwashi 宮地手漉和紙は、約400年前に現在の八代市で作り始められました。
 楮の皮を一晩水につけた後、4時間ほど煮ます。棒で叩いて繊維を柔らかくしたものを、糊の成分となるトロロアオイの根を加えて紙漉きを行います。

 

  【宮地手漉和紙】
  宮田 寛

宮地手漉和紙 製作工程

原材料: 楮、トロロアオイ

浸漬(しんせき)

 水溶性の不純物を除去するため、コウゾを水に浸漬する(夏6時間、冬18時間)。

煮熟(しゃじゅく)

 コウゾの繊維でない不純物を除去するため、苛性ソーダ(アルカリ液)で煮る。

水洗

 煮熟の終わった原材料を不純物が流出するまで水洗する。

漂白・精選

 未ざらしは、直ちにさらし粉を入れて漂泊し、樽の中で入念に塵(ちり)・埃(ほこり)・傷痕を取除く。

叩解(こうかい)

 精選した原材料を打解機(だかいき)で打解(だかい)し、長刃ヒーターで溶解する。

抄造(しょうぞう)

 渡槽に原液と糊液(トロロアオイ)を調合し流し漉き法で抄造する。

圧搾(あっさく)

 漉き終った紙はジャッキで圧搾し、徐々に水分を取る。

乾燥

圧搾を終った紙床から一枚一枚はがして蒸気で乾燥する。

選別

 乾燥後、上紙と損紙、厚薄について選別する。

包装

 企画枚数ごとに束ねて包装する。

サイトマップ

Copyright © 2021 熊本県の工芸品・工芸家 紹介All Rights Reserved.