きじ馬・花手箱・羽子板

kijihana 800年以上前、平家の落人が球磨地方に逃れ、人吉の奥地へ住み着いたとき、都の暮らしを懐かしんで作り始めたと伝えられています。
 きじ馬は桐・ダラ・藤・柏などを材料に、形に応じて胴体を作り、黄・緑・赤の素朴な色付けを施されています。
 花手箱は、モミ、ヒノキ、杉などの板で作った箱で、白で地塗りした後赤と緑で椿の花が描かれます。
 羽子板は山桐の板に山椿が鮮やかに描かれます。人吉で開かれるえびす市などで売られました。

きじ馬 製作工程

材料の乾燥

 材料の木を自然乾燥させる(6ヶ月以上)。

木取

 鋸(のこ)でおおよその寸法に切断する。

乾燥

 切断した木をさらに自然乾燥させる(6ヶ月以上)。

削り・組立

 ナタ、鋸(のこ)、ノミ等で形を作り、ペーパーで磨き、車を付ける。

色塗

 色(赤・青・黄)を塗る。

仕上げ

 つづらかずらを付ける。

花手箱 製作工程

丸太製材
カンナ削り
小取製材
寸切り
箱組立
サンダー仕上
カンナ仕上
色付け
箱詰

羽子板 製作工程

丸太製材
カンナ削り
製材
型取

 板に型紙を当て鉛筆で型取

切り抜き
木地仕上
絵付け

 表面は、往昔そのままの上下と赤黄白の立縞模様.中央に山椿の花一輪と四葉模様.裏面には肥後六花を主に梅.リンドウ.その他の草花を描く。
 絵の具は、ネオカラーを主に使用 。