高田焼
高田焼は、1632年(江戸時代初期)に現在の八代市で焼き始められたといわれています。細川家が豊前から肥後に国替えとなった際、上野喜蔵が豊前国上野から八代郡田村に移り築窯しました。別名八代焼ともいわれます。
ミガキをかけた素地に文様を刻み、白い陶土を埋め込む象嵌という技法が使われています。透明釉をかけて焼成し、胎土に含まれた鉄分で碧色に発色しています。上品な色合いと端正な形状が特徴です。
現在は、八代市や氷川町で製作されています。
【高田焼】 | |
[伝七窯]青木 修 | |
[伝七窯]青木 克裕 | |
[上野窯]上野 浩之 | |
[上野窯]上野 浩平 | |
[竜元窯]江上 元 | |
[竜元窯]江上 晋 |
高田焼 製作工程
成型後、生乾きの時にヘラで文様を彫る。
文様の凹面に白い粘土を埋め込む。
余分な白粘土を削り取る。
素焼きを行う。
釉薬をかける。
本焼きを行い、完成。