小代焼(しょうだいやき)

 小代焼は、熊本県北部で約400年前から焼き続けられている陶器です。寛永9年(1632)に細川家転封に際し、豊前より移った牝小路源七と葛城八左衛門が小岱山麓に登り窯を開いたのが始まりといわれています。肥後藩の御用窯として茶道の道具などが焼かれたほか、生活雑器も多く作られました。
 鉄分を多く含み小石粒が多い小代粘土に藁灰・木灰・長石などを釉薬として用い、陶器としては高温で焼成されます。味わい深い地釉に流し掛けの上釉がかかる、素朴で力強い作風に特徴があります。