第38回日本伝統漆芸展(2021.4/20-5/30)
新型コロナウイルス感染症拡大防止のため当面の間「2階企画・常設展示室」を閉場させていただきます。
なお、週替わりの展示会と工芸ショップ匠はご覧いただけます。
開催趣旨
漆芸は、東アジアや東南アジアで発達した工芸です。堅牢で剥げにくく、防水、防腐性に優れた漆は、木工品の耐久性を高め、装飾の役割も持つ塗料として古く縄文時代から使われており、私たちの生活に深い関わりを持ってきました。
漆は塗り肌が美しくそれだけでも深い味わいがありますが、漆芸には漆の特質を生かした様々な装飾技法があります。例えば、漆と金銀粉を組み合わせて文様を描き出す蒔絵、金属板や貝殻を貼り込む平文や螺鈿、塗り肌を彫り込んだ部分に金箔をいれる沈金などです。こうした卓越した技術で表現される装飾は、日本の文化が育んできた美しさを備えており、多くの魅力ある漆芸作品を生み出しています。現在でも、茶道具や椀・盆・箱など多くの漆芸品が、私たちの日常生活やハレの場で用いられています。
「第38回日本伝統漆芸展」では、全国から公募・審査され、日本最高峰の技術・技法を駆使した漆芸作品87点を御紹介いたします。漆芸品の美しさと卓越した技術、そして漆文化の奥深さを御鑑賞いただきたいと思います。
会期
令和3年4月20日(火)〜5月30日(日)
主催
一般財団法人熊本県伝統工芸館 公益社団法人日本工芸会
後 援
文化庁 熊本県 朝日新聞社 公益財団法人岡田茂吉美術文化財団
NHK熊本放送局 熊本放送 テレビ熊本 熊本県民テレビ
熊本朝日放送 エフエム熊本 FM791
会場
熊本県伝統工芸館 2階企画・常設展示室
休館日
月曜日(祝日または休日の場合、翌日が休館日になります)
開館時間
午前9時30分〜午後5時30分