肥後まり Higo Mari(Ornamental Balls)

昭和40年代初め、熊本國際民藝館 初代館長 外村吉之介(とのむらきちのすけ)は、江戸時代のてまりを参考に伝統を踏まえた「肥後まり」を完成しました。
もみがらを芯とし、草木染めした木綿糸を手がかりして作り上げます。
その文様は、江戸時代から熊本のてまりに用いられている「麻の葉」「椿」など13種の伝統的な文様に限定されていますが、用いる糸の色で、趣の異なる様々な「肥後まり」ができあがります。
手に取ると、天然染料のあたたかな色合いと、木綿糸の素朴でやさしい風合いが感じられます。
現在は、ネックレスやイヤリングなど可愛いアクセサリーも作られています。