小代焼 Shodai Ware
熊本県北部で約400年前から焼き続けられている陶器です。
味わい深い地釉に流し掛けの上釉が豪快にかかる素朴で力強い器は、ジャンルを問わず料理を引き立たせてくれます。
熊本県北部で約400年前から焼き続けられている陶器です。
味わい深い地釉に流し掛けの上釉が豪快にかかる素朴で力強い器は、ジャンルを問わず料理を引き立たせてくれます。
1885年、山口耕三さんが18年間の修行の後、開窯。 現在は奥様と2代目の友一さん夫婦と共に作陶しています。 地元の小岱山(しょうたいざん)の土を使い、小代焼に特徴のワラ灰釉を使った伝統的な商品の他、それをもとにアレンジした黒釉や白マット釉等を用いて伝統と現代が結ばれた新しいデザインの商品があります。詳しい工房/工芸家紹介はこちら熊本県玉名郡長洲町永塩1612-3TEL:0968-78-5631
1946年(昭和21年)「しろ平窯」初代 城島平次郎さんが400年以上の歴史を持ちながら一度途絶えた小代焼を再興しようと、研究所として開窯。 現在は城島伸明さんが3代目を継いでいます。 鉄分が高くて粘り気のある小岱山(しょうたいざん)の土。 この土を粘土にして成形して釉薬を掛け流しますが、しろ平窯では餅ワラを灰にして水に漬け、長石などを調合した数種類の釉薬を用います。 時代に合った“用と美”を兼...
1968年、初代 末安孝登 氏が上野焼より帰り「しろ平窯」の城島平次郎 氏の隠居窯の後を継ぎ窯名を「小岱焼 末安窯」とし開窯。 現在は、2代目 英介さんと3代目 洋介さんが作陶しています。 小岱山の土にこだわり、自然の力を借りて作陶し続けています。詳しい工房/工芸家紹介はこちら熊本県荒尾市府本上1712-2 TEL:0968-68-0058
1970年、初代 坂井岱平(政治)氏が南関町で開窯。 現在は妻の理知子さんと息子の博樹さんが作陶しています。 四季の彩りが濃い小岱の里で、小岱山の鉄分の多い胎土に熊笹・ワラ灰を原料とした自然の釉薬を使っています。 独自の「割竹式登り窯」で、素朴で力感あふれる作品を制作しています。詳しい工房/工芸家紹介はこちら熊本県玉名郡南関町宮尾470 TEL:0968-53-9245
1931年(昭和6年)に現在の熊本市健軍で健軍(たけみや)窯を初代 近重治太郎 氏が開窯。現在、近重眞二さんが3代目を継いでいます。 素朴ながら、つい手を伸ばしたくなるような存在感のある器、美しく使い勝手の良い器を一品一品真心込めて制作しています。詳しい工房/工芸家紹介はこちら熊本県上益城郡嘉島町北甘木2222TEL:096-285-7563
1985年に荒尾市平山に福田安 氏が開窯。現在は妻 和子さんと娘 悦子さんが作陶しています。 手づくりのあたたかさを大切にしたいと考え、作品づくりはすべて手作業で行っています。 こだわりとして自然の草・木灰や土石を材料にし、薪を使い昔ながらの登り窯で焼いています。詳しい工房/工芸家紹介はこちら熊本県荒尾市平山2560-17 TEL:0968-68-4817
伝統工芸士 前野 智博 ちひろ窯は、前野 智博さんが小代焼 瑞穂窯、沖縄県の読谷村で修行の後、1998年に開窯。 伝統に甘えることなく、古い物、新しい物を織り交ぜながら、自分の目指す小代に一歩ずつ近づけて行きたいと奥様と共に作陶に励んでいます。詳しい工房/工芸家紹介はこちら熊本県荒尾市川登2131-74 TEL:0968-68-6459
中平窯は、西川 講生(こうせい)さんが一勝地焼の成田勝人氏に師事した後、ふもと窯で10年間修行し、1990年に開窯。 小代粘土を用いた独特なうわぐすりとワラ灰・木灰釉とが調和した施釉により、力強くも柔らかな色合いを出した作品を制作しています詳しい工房/工芸家紹介はこちら熊本県荒尾市樺1192 TEL:0968-68-7326
嘉永年間、小代焼葛城(かつらぎ)窯で学んだ野田 廣吉 氏が玉名都南関町で「松風焼」として登り窯を開窯。1937年に一旦は閉窯となりましたが、先代が残した文献や作品を頼りに窯を再興させたのが7代目となる野田義昭さん。 先代が残した文献や作品をたよりに、伝統の古松風の息吹を現代に蘇らせたいと作品づくりに励んでいます。詳しい工房/工芸家紹介はこちら熊本県玉名郡南関町下城1566 TEL:0968-53...
伝統工芸士 井上 泰秋 ふもと窯は、1965年に肥後焼窯元として独立した井上 泰秋(たいしゅう)さんが、3年後に荒尾市府本へ移築し「小代焼 ふもと窯」とし開窯。 現在は、息子で2代目の尚之さんや弟子と共に作陶に励んでいます。 小代焼400年の伝統を守るべく、六袋の登り窯で作品を焼き続け、燃料には松薪、釉薬となる灰は木・ワラと自然のものを使用しています。詳しい工房/工芸家紹介はこちら熊本県荒尾市府本...
健軍窯で修行した長木 實さんが、1998年に宇城市松橋町に開窯。 白小代、黄小代と呼ばれる、釉薬で変化する色味の美しさが魅力の小代焼の特徴を守りながら、毎日の生活に楽しく使ってもらえる作品を作り続けています。詳しい工房/工芸家紹介はこちら熊本県宇城市松橋町松橋661-1 TEL:0964-33-3168
瑞穂窯は、一度衰退した伝統の小代焼を再興しようと初代 福田豊水 氏が興し、娘の福田るいさんが父亡き後、2代目を受け継いでいます。 時代によって変わる器の形態を、いかに現代の生活に生かし提案していけるかを模索しながら制作に励んでいます。詳しい工房/工芸家紹介はこちら熊本県荒尾市上平山914 TEL:0968-66-2380