木工品/Wood Working

熊本県の木工品とは?
熊本では、江戸時代から豊富な資源をもとに盛んに木工品が作られており、人吉球磨地方では、ひきもののお盆やさしものたんなどの家具類(ひとよし)、熊本市川尻のおけたるなどが有名です。
また、ぞうがんの技術を施した指物やらんちょうこくなどが作られていました。

Wood Working of Kumamoto ▼
Woodworking has thrived in Kumamoto since the Edo Period thanks to the prefecture’s many forests. The Hitoyoshi-Kuma area is famous for its furniture such as chests and various woodturning items made using a lathe. Kawashiri in Kumamoto City is famous for its wooden buckets and barrels. In addition to these, inlay techniques are used in creating various sashimono (furniture made without metal nails) and also carved window transoms.

Hitoyoshi Furniture

人吉家具

Hitoyoshi furniture is made using just one wooden board and assembled without metal nails.
The wood is joined together by interlocking teeth and wooden pegs cut by hand. Types of Hitoyoshi-style furniture includes boxes, tables, shelves, and more. They are constructed from wood with beautiful grain textures, such as elm, mulberry, and cherry.

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Hikimono

挽物

Hikimono are woodworking items that have been formed by carving down a piece of wood as it rotates on an axis quickly with a sharp blade. A varnish is applied at the end to make the surface glossy, highlighting the beauty of the wood grain pattern.
This woodworking technique is perfect for making various everyday items such as bowls and trays.

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Magemono

曲物

Magemono are round containers whose sides are made from thin wooden boards that have been softened in boiling water and bent into shape. These containers are usually made from cedar or cypress, with glue used as an adhesive. Cherry tree bark is wound into rope and used to stitch the ends of the board together. The container is completed by attaching a bottom board and a lid. Magemono are often used as lunch boxes.

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Buckets and Barrels

桶・樽

Japanese wooden buckets and barrels are made from cypress. They are made by leveling down part of the wood with a plane so that metal rings may be wrapped around to hold the bucket or barrel together. Glue is applied and then dried.
The rings (called “taga”) may be made of bamboo or bronze.

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Window Transoms

欄間彫刻

Transoms are installed between the ceiling and top of the sliding screen door frame in Japanese houses. They are meant to bring in daylight, allow for ventilation, and act as a decorative piece. Camphor, ginko, or Yakushima cedar wood is carved into the basic shape with a chisel, and then a smaller chisel is used for detailed carving. Thin boards 1-3 cm thick may be carved all the way through to make open fretwork, called “usubori,” while thicker boards 7-12 cm thick may be carved to make deep, three-dimensional reliefs, called “atsubori.”

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Sashimono/Hitoyoshi FurnitureHikimonoMagemonoBuckets and BarrelsWindow Transoms

木工品(さしものひとよし)

さしものとは?
さしものとは、釘などの接合道具を使わずに、木と木を組み合わせて作られた家具・建具等のモノや、素材をものさしで正確に計り、各部材を組み合わせて一つの作品を作り上げる技法を指します。
その中でも、人吉地域の独自の工法であるけんどめこうほう、あられ組、あり組工法等で作られる家具はひとよしと呼ばれます。

映像でみるさしものの製作工程
戸田東蔭 氏 アーカイブ映像

 

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ひとよしとは?
人吉・球磨地方の家具は、一枚板を使って作られており、かんなのことノミだけで、金釘を使わず、けんどめこうほうという技術で木を組んで作られており、美しい木目と堅牢さが特徴です。
木口を直角やT字形、剣先のような三角形に細工して接合する剣留工法という技術が使われ、ニカワで接着し、重厚で味のある家具となっています。
人吉家具は木を組み合わせることによって、複雑な形をした様々な大きさの品を作ることができ、あまり重くなく、強度があります。
ひとよしの歴史
人吉・球磨地方は、昔から豊富な木材を使った木工業が栄えてきました。特に、明治36年から大正5年まで、球磨郡立工業徒弟学校があり、この地方の木工技術の向上と発展に寄与してきました。

人吉家具

人吉家具

指物/人吉家具について
工芸家紹介(指物/人吉家具)

※現在製作されていない工芸家も掲載しています。
【指物】
戸田東蔭
戸田純一
【指物・挽物】
菅生均
【ひのかわ民芸家具】
古島隆
古島隆一
ライン
【人吉家具】
上原正昭
山上清明
山上貢司
御手洗猪一郎
大富敦美
大富章良
川原昭男
其田清
乙益健一
【家具・茶器】
吉田繁
【家具・盆】
吉田明功
【指物・刳り物】
甲斐武

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木工品(ひきもの)

ひきものとは?
ひきものとは、ろくによって材料を回転させ、それに刃物を当てて削り出し、成形する木工品です。
最後に漆を塗り、表面に美しい艶を出し、木目の美しさを際だたせることもあります。
椀や盆などの日用雑器などを多数作るのに適している技法です。
挽物について
工芸家紹介(挽物)

※現在製作されていない工芸家も掲載しています。
【茶器・盆】
吉田晴義
【家具・茶器】
吉田繁
【人吉挽物】
古川昭二
林田正晴
【挽物】
松本正親
中島寅男
【挽物・組盆】
モンクラフト
【指物・挽物】
菅生均

まげものいっしょう

まげものとは?
まげものとは、とは、ひのき・杉などを円形に曲げ、合せ目を樺・桜の皮などで綴じて作ったモノや、技法を指します。

 

いっしょうげとは?
いっしょうげは、相良四百年の伝統を持つ曲げ物で、相良城主が参勤交代の折に飛騨高山より職人を招いいて豊富な林産物を使って作り始めたといわれています。
薄い板材を熱湯などによって軟らかくし、丸く曲げて器の側面などに利用する木工品です。
材料には杉や桧がよく用いられ、接着には糊などの接着剤を用い、桜の皮を紐状にしたもので綴り合わせます。これに底板・蓋板などを取り付けて仕上げます。

曲物

曲物

まげものいっしょうげについて
工芸家紹介(まげものいっしょうげ)

※現在製作されていない工芸家も掲載しています。
【永野曲げ】
松舟博満
【めんつ・柄杓】
高木緑
ライン
【一勝地曲げ】
淋正司

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おけたる

おけたるとは?
おけたるは、ひのきでつくられており、ひのきの木片を特殊なカンナで削り、削った木片を金属の輪で組み合わせ、接着剤を塗り、乾かします。
かつては、竹ひごなどで輪をつくり組み合わせていましたが、今では、銅でつくった輪も使われています。

 

桶・樽について
工芸家紹介(桶・樽)

※現在製作されていない工芸家も掲載しています。
【川尻桶】
杉田市次
松本邦助
片岡浩海
満崎藤一
伊津野晋
片岡直行
水谷日出喜
【桶】
加瀬川正成(八代市)
【すし桶】
福崎重政

らんちょうこく

らんちょうこくとは?
らんちょうこくは、楠・銀杏・屋久杉などをノミで粗彫りし、彫刻刀で細かく彫り上げます。
厚さ1〜3cmの板に透かし彫りをする「薄彫り」と、厚さ7〜12cmの厚板を彫り、立体的に仕上げる「厚彫り(籠彫り)」があります。
※現在は制作されていません。

 

らんちょうこくについて
工芸家紹介(らんちょうこく

※現在製作されていない工芸家も掲載しています。
徳永政男

欄間彫刻

らんちょうこく

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その他の木工品

※現在は製作されていない工芸品もございます。

木の根工芸

ジャンル
木工品
工芸品名・地域
木の根工芸(美里町)
工芸家氏名
福島美枝
福島友博

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ライン

えのきぬり

ジャンル
木工品
工芸品名・地域
えのきぬり
(熊本市)
※旧:下益城郡富合町
工芸家氏名
小原政記

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ライン

もの

ジャンル
木工品
工芸品名
もの
工芸家氏名

【指物・刳り物】

甲斐武

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ライン