ジャンル
とうけん

ライン

工房名・地域
むらほんとうけんたんれんじょ
八代市
氏名
むらみつひろ
刀工銘:かねみつ

ライン

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工芸家プロフィール

1998年
高校卒業し父(刀鍛冶 兼嗣)に入門。
2002年
美術刀剣刀匠技術保存研修会 終了。
2003年3月
刀匠としての認可が降りる。
2016年
全日本刀会 理事就任
全日本刀会 九州地方支部 支部長就任

▼ 受賞歴(2004年〜2025年)

2004年
新作刀展覧会に初出品、努力賞及び新人賞受賞。
2005年
新作刀展覧会、努力賞受賞。
2010年
第1回新作日本刀、刀職技術展覧会 銀賞第3席。
第5回お守り刀展覧会、佳作。
2011年
第2回新作日本刀、刀職技術展覧会 佳作。
第6回お守り刀展覧会、全日本刀匠会賞受賞。
2012年
第3回新作日本刀、刀職技術展覧会 銀賞3席。
2013年
第4回新作日本刀、刀職技術展覧会 銀賞1席。
第8回お守り刀展覧会、佳作。
2014年
第5回新作日本刀、刀職技術展覧会 銀賞1席。
新作名刀展、短刀の部 努力賞。
2015年
新作名刀展、優秀賞。
第10回お守り刀展覧会、刀身の部入賞3席 坂城町町長賞。
2016年
第11回お守り刀展覧会、第9席テレビせとうち賞。
2017年
新作名刀展、優秀賞1席。
第12回お守り刀展覧会
・総合の部 佳作。
・外装の部 島田美術館館長賞。
・刀身の部 熊本放送賞。
2018年
現代刀職展 努力賞。
2019年
第13回お守り刀展覧会、佳作。
平成の名刀、名工店、平成名刀、名工賞。
現代刀職展 努力賞。
第14回お守り刀展覧会、刀身の部4席 佐世保教育委員会賞。
2020年
現代刀職展 努力賞2席。
2021年
お守り刀展覧会特別展
・市民審査員賞。
・刀身の部 特賞2席。
・外装の部 特賞1席。
現代刀職展2021
・太刀の部 薫山賞。
・短刀の部 優秀賞2席。
2022年
現代刀職展
・太刀の部 薫山賞。
・短刀の部 優秀賞。
第15回お守り刀展覧会、入賞8席。
2023年
現代刀職展
・太刀の部 優秀賞5席。
・短刀の部 寒山賞。
第16回お守り刀展覧会
・総合の部 文部科学大臣賞。
・刀身の部 入賞4席 お守り刀展覧会運営委員長賞。
2024年
現代刀職展
・太刀の部 努力賞1席。
・短刀の部 優秀賞1席。
第17回お守り刀展覧会 入選。
2025年
現代刀職展
・太刀の部 高松宮記念賞。
・短刀の部 薫山賞。

工芸家紹介TOPHOME

▼ 刀・こしらえの部位名称の紹介

刀の部位名称

工芸家紹介TOPHOME

▼ 日本刀の制作工程の紹介
1.玉鋼づくり
 Crafting Blade Steel
土の炉に砂鉄と木炭を入れ、炉を焚き不純物を取り除きます。(※1)
炉を壊し,炉から玉鋼を取り出します。
2.積み沸かし
 Stack Firing
玉鋼を松炭を入れた炉で熱し、叩いて薄くします。
次に、玉鋼を小割し積み並べ、ほう砂をかけ、濡らした和紙で包み、再び炉に入れて熱します。
3.折り返し鍛錬
 Fold Tempering
熱しては平たく打ち延ばす、打ち延ばして折り返す作業を繰り返し、内部の隙間(鬆)をなくします。
折り返し鍛錬によって炭素量が均一になり鋼に粘りが出き、刀に幾重もの層ができます。
4.造り込み
 Lavering/Cover the soft core Shingane with hard iron.
しなやかさを出すため中に心鉄(柔らかい鉄)を包み入れます。
5.素延べ・火づくり
 Lengthening and Forging
素延べ/鉄を刀の長さまで叩いて延ばします。
火づくり/小槌で鎬や鋒を付け、刃を打ち出します。
6.荒仕上げ
 Rough Finishing
センで削り形を整え、更に鑢で形を整えます。
7.土取り・焼き入れ
 Clay Treatment and Quenching
土取りを行い、火床で熱します。(※2)
火色をみるため部屋を暗くし、刀身を水槽の中で急冷します。
8.合い取り(焼き戻し)
 Refinishing(Refiring)
冷却後、ゆっくり低温で熱することで刃の腰が強くなり刃こぼれなどを防ぎます。
9.その後の行程
刀は、刀鍛冶の仕上げの後に研ぎ師により研ぎ上げられ完成します。
※1 たたら製鉄法
木炭を使い、砂鉄を低温でゆっくりと還元することで不純物を取り除き、純度の高い鉄(玉鋼)を作る日本古来の製法です。
※2 土取り
焼刃土(粘土、木炭粉、砥の粉などを配合した土)を塗ること。

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