ジャンル
とう

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工房名・地域
やきかまもと(南阿蘇焼窯元)
(阿蘇郡南阿蘇村)
氏名
まつやまいっちょう

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インタビュー記事(2010年頃)

振るとカランコロンと中の素焼きの玉が素朴な音色を出し、なんともいえない愛嬌のある干支の土鈴。正月が近づくと、この土鈴を楽しみに待つ多くのファンのために、何百という干支の土鈴が工房に並ぶのが毎年の恒例となっています。阿蘇五岳を北に眺め、広大でのんびりとした田園風景の中に、南阿蘇焼窯元はあります。
干支の土鈴作りは、初代の陶主・まつやまもんさんが1980年頃から手掛け始めました。2013年からは長男で2代目の一朝さんが引き継いで制作しています。
窯で高さ10センチほどの素焼きの干支が出来上がると、筆で白や赤、金、ピンクなど色を施していきます。多くの人に好かれるよう、愛嬌のあるデザインにしたそうです。

父・土紋さんは福岡のたかとりやきで約5年、あがやきで約3年学んだのち、博多人形の宗家 中ノ子吉兵衛に人形細工を学びます。1975年南阿蘇村立野に阿蘇焼窯元を開き、2016年南阿蘇村久木野に窯を移転し南阿蘇焼窯元と改称しました。
土鈴の他にも、阿蘇の溶岩や火山灰を粘土や釉薬の原料にして阿蘇の火砕流や野焼きなどを表現した陶器を制作するなど、オリジナリティ溢れる作品作りに励んでいます。

工芸家紹介TOPHOME