ジャンル
とう

ライン

工房名・地域
ぶつちょうやき いしの窯
(人吉市)
氏名
たかえいしんたかえい

ライン

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工芸家プロフィール

1959年
人吉市に生誕。
人吉高校卒業後、古仏頂焼の村山一壺氏に師事
1986年
佐賀県立有田窯業大学短期研修ロクロ科入校
製陶所勤務を経て、1989年の人吉クラフトパーク開園と同時に園内に「いしの窯」を開窯。
熊本県伝統工芸館や島田美術館をはじめ、全国のギャラリーでの個展や百貨店の展示会に参加。
2010年
第2回北の動物大賞展では特別賞を受賞、その副賞にて2011年8月札幌にて個展

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インタビュー記事(2010年頃)

シーラカンスやウサギの飛び跳ねた瞬間を捉えた“トカチェフ”くんなどの動物たちは、今にも人間のコトバを発しそうなリアリティ。
一度目にすると忘れられないインパクトを放つ作品たちの生みの親・場(たかば)英二さんは「人吉クラフトパーク石野公園」内の陶芸館に工房を構えています。
全国の百貨店やギャラリーからも声がかかり、全国を回りながら現地で制作を続けている場さん。「“観たこともないものを作っている男がいる“という珍しさからでしょう。」という“観たこともないもの”を作る前は、器中心の制作でした。
高校時代から焼物に興味をもち、叔父の紹介で人吉市の陶芸作家・むらやまいっさんの内弟子に。「17歳で父を亡くし、進学の道が途絶えてもモノ作りの夢はあきらめきれませんでした。
弟子入りすれば、受講料を払わなくても技術を学べるかなと思ったんです」家業の手伝いを続けながら修行を続けていましたが、親交のあった工芸家の先輩に「プロとして通用するには、地元を離れて勉強したほうが良い」との助言をもらい、ちょうど佐賀県に有田窯業大学が出来たことを機に、基礎から学び直すことに。

「8年近く師匠のもとでろくろを引いたこともあって多少は自信があったが“これでは使い物にならない”と一蹴されて。」懸命に自分の焼物を追求したことが現在の基盤となっています。
「風水師の勧めで”桃小龍“をライフワークとして作り始めました。見ているとつい笑顔になる〜幸せな気持ちになる〜という声をいただきます。良いことがありそうと縁起物として選ばれる方も多いようです。」「感情って不思議と作品に現れてしまうので、自分が楽しむことを心がけています」。一つひとつ違う表情のどれもが心から嬉しそうに見えるのは、場さんが創作しているときの気持ちそのものなのでしょう。

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