インタビュー記事(2010年頃)
肥後象がん師の家系・白木家の4代目を継ぐ白木良明さん。シャープで男性的といわれる父・
現在はブローチやペンダントなどの装身具を手がける他、工芸展に向けた蓋物などの大作にも挑戦。図柄は職人ごとに異なりますが、良明さんの場合は古典模様をアレンジしたものに加え、ハート形やクロス形などの現代的なデザインも積極的に取り入れています。「知人やお客様との会話から作品のヒントをもらうことも多く、その一つが首にかける“喧嘩札”。熊本で行われる藤崎宮秋季例大祭に参加する人のために作りましたが、木札よりも品があって美しい。自分の名前や家紋を入れたり、これを小さくした携帯ストラップも好評で」「伝統工芸品は実際に触れたり使ってみることで、味わいが増すと思います。もったいないからと仕舞い込まず、普段使いとして使ってもらえると嬉しいですね」