インタビュー記事(2010年頃)
肥後象がんの世界に入って60年以上になる関維一さん。その作品は年を重ねるごとにデザイン性を増し、現代アートのような鮮烈さを帯びています。関さんは第二次世界大戦中、疎開先の上海で生まれて終戦後に帰国しました。関さんの父親は家具職人でしたが跡を継ぐよりも肥後象がんの道を勧めてくれたそうです。そこで、ある刀研ぎ師の紹介を通じて国重要無形文化財技術保持者(人間国宝)の
「だって好きだから。好きなことを仕事にしてやってこれたことが、一番良かったかな。これからは縁起物など、喜んでもらえる物を作ってみたいですね」。