ジャンル
けんないとう

ライン

工房名・地域
がま
荒尾市
氏名
さかもとよしあき

 

坂本喜昭

工芸家プロフィール
1951年
荒尾市に生誕。
末安窯ですえやすえいすけ氏に師事。
くらしの工芸展入選、サッポロビール・ジョッキコンテスト入選、熊本県伝統工芸館で個展開催など

 

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熊本県内の陶磁器について
熊本県内には、小代焼や天草陶磁器、高田焼以外にも数多くの陶磁器が製作されており、窯元ごとに様々な技法や表現で作られた陶磁器は多くの人々に楽しまれています。

工芸品紹介ページ:けんないとう

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インタビュー(2010年頃) ▼

古小代の窯跡が残る荒尾市府本周辺には、今もいくつかの窯元が集まっている。小高い丘にこじんまりと佇む「五喜窯」も、その一つだ。
坂本喜昭さんは県外で一旦は就職したのち、熊本へUターン。幼いころから好きだったモノ作りの道へ進もうと決心し、実家の近くでもある「末安窯」で焼物のいろはを覚えた。その後、自分らしい焼物の特徴を出そうと試し焼きを重ね、10年近くの期間を経て今の場所に窯を開いた。
展示室に飾られた作品を見回すと、まず最初に目に留まったのが、青い器。淡く霞がかった群青色は、まるで深海を表現しているよう。「ちょっと見ていて下さい」そう言いながら坂本さんが器に水を注ぐと、器の青はみるみる変化、青がさらに深みを増して、まるで栄養を蓄えた植物のようだ。この不思議な青のもとは、釉薬に使われている銅。艶消しのため通常だと光沢がないぶん、水分を吸収すると色の変化が分かる。
「使えば使うほど、ますます色が引き立ちますよ」青に魅せられたきっかけ。それは、有田の陶器市での一目惚れだった。同じ青色を出そうと何度も試し焼きを重ね、ようやく納得できる色が出たときには10年が過ぎていた。

「色の出し方で一番難しかったのが、掛け方。釉薬を厚く掛ければ色は出ますが、重みで下に垂れて底にくっついてしまいます」多くの人を惹き付ける青を完成させた。

「新しいことに挑戦するのが楽しい」と語る坂本さんだけに、土の種類は一つにこだわらず作品にあわせてブレンド。釉薬も出したい景色にあわせて植物の灰を有効に活用している。こうして出来上がった作品は、みかんの灰を使ったモスグリーンの茶香炉や目の覚めるようなコバルトブルーの小皿、かわいい動物たちをモチーフにしたカップや香炉など、まるで焼物のデパートといった楽しさで見ていて飽きない。いずれも手頃な値段なので、同じデザインの色違いで家族それぞれ好きなカラーの食器を揃えるのも、楽しいだろう。

 

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