宮地手漉き和紙/Miyaji Tesuki-washi
宮地手漉き和紙とは?
宮地手漉き和紙は、1600年頃に現在の八代市宮地を流れる水無川(中宮川)沿いで柳川藩の御用紙漉き新左衛門が紙漉きを始めたのが始まりです。
楮の皮を一晩水につけた後4時間ほど煮て、棒で叩いて繊維を柔らかくしたものを、糊の成分となるトロロアオイの根を加えて紙漉きを行います。
※現在は制作されていません。
宮地手漉き和紙の製作工程
1)原料の楮を加工する
原料となる楮を刈り取り、蒸して皮をはぎます。皮を乾燥させた楮の皮の白い部分を使います。この原料のことをカジと呼びます。
2)浸漬
水溶性の不純物を除去するため、楮の皮(カジ)を水につけます(夏6時間、冬18時間)。この工程を浸漬と呼びます。
3)煮熟
楮の皮に含まれる繊維以外の不純物を除去するため、苛性ソーダ(アルカリ液)で煮ます。この工程を煮熟と呼びます。
4)水洗
煮熟の終わった原材料を不純物が流出するまで水洗します。
5)漂白・精選(塵取り)
未ざらしは、直ちにさらし粉を入れて漂泊し、樽の中で入念に塵・埃・傷痕を取除きます。
6)叩解
精選した原材料を打解機で打解し、長刃ビーターで溶解する。※ビーターに入れる前にカジを5分程棒でたたきます。
7)抄造(紙漉き)
渡槽に原液と糊液(トロロアオイ)を調合し流し漉き法で抄造します。
8)圧搾
漉き終った紙はジャッキで圧搾し、徐々に水分を取ります。
9)乾燥
圧搾を終った紙床から一枚一枚はがして蒸気で乾燥させます。
10)選別
乾燥後、上紙と損紙、厚薄について選別します。
11)包装
企画枚数ごとに束ねて包装します。
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手漉和紙/Handmade Japanese Traditional Art Paper
熊本県の手漉和紙
熊本県内では、八代市宮地の宮地手漉き和紙の他にも鹿本郡芋生村(現山鹿市鹿北町)などで紙漉きが行われていましたが、各地の生産者が廃業ていきました。
現在は、金刺潤平氏(水俣浮浪雲工房)が熊本県水俣市で紙漉きを行っています。
金刺潤平氏と手漉和紙
1984年、作家 石牟礼道子 氏の勧めで胎児性水俣病患者ら5人と共に紙漉きを始めたのが始まりでした。紙漉きの技術を学ぶため、高知県紙産業技術センターにて、様々な植物から繊維を取り出す研究を行っていた大川昭典 技術研究員と出会い、紙を漉くというよりは繊維を操る姿に魅せられ、現在も師弟関係の交流を続けています。
また、宮地手漉き和紙の宮田寛氏(熊本県)、八女和紙の松尾茂幸 氏(福岡県)に手ほどきを受け、現在も手漉き和紙の可能性を求め続けています。
映像でみる手漉和紙の製作工程
金刺潤平 氏 アーカイブ映像
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来民うちわ/Kutami Fans
来民うちわとは?
来民うちわは、1本の竹を割ってうちわの骨を作り、和紙を貼った上から柿渋を塗っています。柿渋は強度を高め、防虫効果があるといわれています。
来民うちわの歴史
来民うちわは約400年前に四国の旅僧から作り方が伝えられたといわれています。この地方は和紙と竹の材料に恵まれていたため、うちわの生産が盛んになりました。
映像でみる来民うちわの製作工程
栗川亮一 氏 アーカイブ映像
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屏風・表具/Hyougu・Byoubu
表具・屏風とは?
表具は表装とも呼ばれ、書や絵画を掛軸、額、巻物、屏風、襖などに仕立てる伝統技術です。

表具・屏風
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その他紙工品
※現在は製作されていません。
提灯
ジャンル
紙工品
工芸品名・地域
提灯(宇土市)
工芸家氏名
志水眞次喜
提灯について
竹骨に和紙を貼り、紋・文字等を描いて仕上げます。結婚式と葬式には、馬上提灯、消防提灯も注文で製作されていたが、時代の流れで最近は、馬上、消防提灯は、ほとんどなくなりました。盆用の家紋入り提灯と、祭礼用の奉納提灯のメ縄五幣入りとお客用の提灯を製作されていました。
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